
理想の未来をノートに書いたとき、ふと湧いてくる「本当に叶うのかな」という疑い。
多くの人が、この疑いを排除すべき敵だと思って、信じきれない自分を責めてしまいます。
しかし、心の仕組みを論理的に紐解けば、その解釈が間違っていることに気づきます。
実は、疑いが湧いた瞬間こそ、その願いが現実の射程圏内に入ったという「確認作業」のようなものなのです。
今回は、この疑いの正体を、脳のシミュレーションという視点から読み解いていきます。
なぜ「今から空を飛べる」には疑いが湧かないのか
ここで想像してみてください。
もし私が今「あなたは今から空を飛べます」と言ったとして、あなたは「本当かな、どうやったら飛べるかな」と真剣に疑うでしょうか。
おそらく、疑いすら湧かず、ただの冗談として聞き流すはずです。
なぜなら、脳がそれを100%あり得ないデータとして処理し、検討の対象にすら入れないからです。
では、「あなたは数年後に、月旅行へ行くことになります」と言われたらどうでしょう。
「そんな大金どこにあるの?」「私にできるわけない」と、猛烈な疑いや反論が湧いてくるのではないでしょうか。
この反応の違いが、実は答えです。
脳は、100%無理だと思っていることには疑いのアラートを出しません。
1%でも「あり得る」と判定したからこそ、今の現実との整合性を取るために、必死で演算を始めている。
つまり、疑いが出たということは、あなたの無意識がそれを「実現可能なリスト」に追加したという証拠なのです。
疑いは「すぐそこまで来ている」現実化の足音
ここで少し視点を広げてみましょう。
本来、未来は決まった一つの道ではなく、無数のパラレルな可能性として存在しています。
疑いが発生しているということは、無数にある未来の中から、あなたが特定の未来を採用し、そこへ続くタイムラインに接続したことが前提となります。
全く信じていない、自分とは無縁だと思い切っている未来に対して、人は疑うことすらできないからです。
今のあなたの脳内では、こんなことが起きています。
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無数の未来の中から、特定のデータがダウンロードされた
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脳が、「あ、これいけるわ」とリアリティを感じて演算を開始した
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これまでの現状を維持しようとする機能(ホメオスタシス)が、その変化を察知して、「本当に今の環境から変わっても大丈夫?」と確認を入れている
疑いは、願いが叶わない予兆ではありません。
むしろ、特定の未来と繋がったことで現実の粒子が固まり始め、あなたの元へ近づいていることを知らせる現実化の足音のようなものです。
疑いを「設定変更」で迎え入れる
100%信じきらなければ叶わないという思い込みで、自分を追い込む必要はありません。
疑いを消そうと格闘すると、逆に不快が溜まり、エネルギーの循環を止めてしまいます。
これからは、「疑い=ブレーキ」という定義を捨てて、「疑い=現実化の足音」へと設定変更してください。
疑いながらでも、あなたが今この瞬間を快で過ごしていれば、現実は勝手に整っていきます。 それが、最もスムーズで嘘のない、現実創造のプロセスです。
まとめ:疑う自分を歓迎する
疑いが消えないのは、あなたがネガティブだからではありません。
あなたの脳が、その願いを実現可能な未来として真剣に扱い始めた結果なのです。
疑うということは、可能性を信じているということです。
この視点を自分にインストールしてください。
疑いという名の足音を楽しみながら、どっしりとプレイヤーの視点で未来を眺めていればいいのです。
それが、最も嘘のない心地よい在り方なのです。
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